231219【御岳】

⭕蟹(三段)

気温/湿度はこちら
schedulethermostat humidity_percentage
11:196.5°48%
12:106.5°49%
12:506.5°45%
13:2810.1°35%
14:409.9°33%
15:257.7°43%
15:586,2°53%

今年の9月14日から約三ヶ月打ち込んだ『蟹』をようやく登ることが出来ました。

この日は“曇り空の一日”、“真冬並みの寒さ”といった天気予報だったので、寒いのを覚悟して御岳へ。

少し遅めの11時に到着。
気温自体は思ったより低くないものの、風がとても冷たい。
冷たい風で岩が冷やされ、普段ならグッと握りこめるホールドも冷たすぎて握りこめない…。

気合の上裸で挑んだ三便目で惜しいトライが出るも、指が悴みに負けてうまくレストが出来ない。

13時を過ぎたあたりから天気予報に反して少しだけど岩場に陽が当たり始めるも、風は冷たいまま。

岩のコンディションが整うのを期待して待機してる間に忍者返しパートのムーブを再検証。
少しでもいいから現状よりも良いムーブを求めてホールドの持ち方、体のポジションなどを一つ一つ吟味していく。
そしてたどり着いた最後の修正点、『右飛ばし時の左足踏み位置の変更』。

たぶん7便目くらい、“この日の最終便”と気合を入れてのトライ。
修正したムーブがうまくハマって今までで一番惜しいトライが出るもホールドをつかみきれず…。

~~~

また次回がんばろう…と帰り支度をして、岩をブラッシング。
去り際にホールドにふと手を触れたときに悪くないフリクションを感じる・・・

“もう1トライくらい頑張れるんじゃないか?”
“このフリクションを逃しちゃぁだめだ!”

・・・まとめていた荷物をほどいて、いつもの一人きりの朝練の時と同様にマットを配置していく。
序盤は薄めのサブマットだけでよし、後半の忍者パートでの万が一の不意落ち対策で少し大き目な岩だけをメインマットでカバー。


完登トライは自分でも不思議なくらい集中出来てました。
岩の上に立った時は自然と両手を挙げてのガッツポーズ。
そして少し抑えめに『やった…!』。

ゆっくり再度荷物をまとめて感謝を込めて岩を丁寧にブラッシングしながら、誰もいない夕方の忍者岩で静かに泣きました。

蟹、完登。
岩が冷たすぎるッ…
岩が冷たすぎて握りこめない…!

完登前の最後のムーブ修正。
このほんのちょっとの一工夫が明暗を分けたと思います。